イングランド・プレミアリーグのエヴァートンは、今月3日に開催された同リーグ第30節リヴァプールとのマージーサイドダービーに0-1で敗れた。
エヴァートンを率いるスコットランド人指揮官デイヴィッド・モイーズ監督はこの試合に敗れたことで、アンフィールドでの未勝利が20試合となった。
特定のチームとのアウェイ戦で20試合勝てない監督は、プレミアリーグ史上初めてだそうだ。
2002年にエヴァートンの監督に就任した同監督は、2014‐15シーズンにレアル・ソシエダ(スペイン1部)の監督を務めた期間以外は、現在までプレミアリーグで指揮を執っている。
2013-14シーズンには名門マンチェスター・ユナイテッドの監督を務め、元日本代表MF香川真司(J1セレッソ大阪)らを指導したが、選手の起用法や単調な采配が度々批判されてシーズン途中で解任となった。
それでも2019年にウェストハムの監督に就任したモイーズ監督は、2022-23シーズンのUEFAカンファレスリーグで優勝を成し遂げ、同クラブに68年ぶりの主要タイトルをもたらした。
同監督は、今年1月に成績不振で解任されたイングランド人指揮官ショーン・ダイチ氏の後任としてエヴァートンに12年ぶりに復帰。
エヴァートンはここまでリーグ戦30試合7勝13分10敗の20チーム中15位と低迷している。
プレミアリーグの不名誉な記録を打ち立ててしまったモイーズ監督だが、反対に20年以上もプレミアリーグの舞台で指揮し続けている実績ある監督ともとれるかもしれない。