リヴァプールで日本代表MF遠藤航とともにプレーしていたポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ。

3日にスペインで起きたランボルギーニが大破する事故により、弟アンドレ・シウヴァとともに亡くなった。

28歳のジョタは結婚披露宴をしたばかりでもあった。

代表でともにプレーしてきたクリスティアーノ・ロナウドは、「理解できない。ついこの間まで代表チームで一緒にいたし、結婚したばかりだった。ご遺族の皆様、奥様、そしてお子さんに心からお悔やみ申し上げる」と悲痛な思いをSNSに綴っていた。

そのロナウドはジョタの葬儀に参列しなかったことで一部から批判されたが、欠席した理由はメディアが騒ぐことで遺族に迷惑がかかるのを避けるためだったとされている。

『Record』によれば、ロナウドの姉カティアさんは、SNSにこう綴っていたそう。

「恐怖がタイトル。何かをしたいという思いがメディアの騒ぎを引き起こし、本当に大切なことへの焦点を見失ってしまうのではないかという恐怖。沈黙もまた共感になる。

そして、私たちはこのことから学ぶべきかもしれない。すべてが見た目通りではない。すべての不在が無礼なわけではない。

すべての存在が支援ではない。

私が話しているのは痛みであって、スポットライトのことではない。一般人には理解しにくいことは分かっている。これ以上は言わない。

テレビ局やコメンテーター、SNSが、二人の兄弟を失ったことで崩壊した家族の悲しみに敬意を払いつつも、(賢明な)不在を強調するのを見るのは、途方もなく恥ずべきこと。見ているだけでも恥ずかしい。本当に残念。

世の中はこういうもの社会も世論も。今やそれらは何の価値もない。底なし沼と化している。本当に残念。戦争も同じようなもの。

信じてほしい。

(2005年に父親が亡くなった際には)喪失感に加えて、墓地ではカメラや見物人の群れに対処しなければいけなかった。

彼らは墓や墓石を破壊した。彼らはできるところならどこでも行った。徹底的な破壊だった。敬意は全くなかった。ご想像の通り、追悼のためでもなかった。

彼ら(メディア)はサーカスをやりたかった。彼らは完全に間違っていた。他者への敬意は目に見えない」

20年前に執り行われた父の葬儀でトラウマ的経験をしていたようだ。

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