
サッカーで最も得点が入る可能性が高い瞬間、それがペナルティキック。平均的にはおよそ75~80%ほどの成功率であると言われている。
今回はそのペナルティキックをイングランド・プレミアリーグで「100%成功させてきた」選手たちの上位5名を『Planet Football』からご紹介する。
ルベン・ネヴェス
プレミアリーグでのPK数:8回
現在はサウジアラビアリーグの名門アル・ヒラルでネイマールらとともにプレーしているルベン・ネヴェス。
2017年にFCポルトからウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズに加入し、チームをプレミアリーグへと昇格させ、それから2023年まで主力として一貫性ある活躍を見せたボランチだ。
その間に8回のペナルティキックを担当し、そのすべてを成功させている。
ラウール・ヒメネス

プレミアリーグでのPK数:8回
偶然にもルーベン・ネヴェスと同じウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズで長くエースストライカーとなっていたメキシコ代表FWも、PKの成功率が高い選手だ。
現在はフラムでプレーしている彼は、これまでのキャリアで通算2回しかペナルティキックを失敗したことがなく、成功率も94%に達している。
ちなみに失敗したのはメキシコ代表での親善試合、そして2020年のヨーロッパリーグでセビージャに敗れた試合だけである。
ディミータル・ベルバトフ

プレミアリーグでのPK数:9回
対戦相手を煙に巻くようなプレーで知られたブルガリア出身のアーティスト。繊細な足元の技術と大柄な体格を併せ持ち、誰にも真似できないような発想でチャンスを作り出した。
彼はレヴァークーゼン時代に3回のPKを失敗していたが、イングランドにやってきてからその技術を向上させ、プレミアリーグでは9本を担当して一度もミスしなかった。
フラム、マンチェスター・ユナイテッド、そしてトッテナム・ホットスパーでは成功率100%を記録しており、キャリア全体でも4回しか失敗していない。
ヤヤ・トゥレ

プレミアリーグでのPK数:11回
イングランド・プレミアリーグにおけるマンチェスター・シティの成功に大きく貢献したコートジボワール代表の名ボランチ。攻撃にも守備にも卓越した能力を備え、強烈な存在感を発揮した。
当時のシティにはセルヒオ・アグエロという絶対的なキッカーがいたものの、ヤヤ・トゥレはその中で担当した11回のペナルティキックを一度も失敗しなかった。
なお、キャリアを通しても16回しかキックを担当したことがないものの、失敗もわずか1回だけ。
コール・パーマー

プレミアリーグでのPK数:12回
現在チェルシーで目覚ましい活躍を続けているコール・パーマーは、22歳ながらチームのPKを任されており、しかもそれを一度も失敗していない。
彼はさらにマンチェスター・シティのU-18やイングランド代表でのPKも外すことはなく、キャリアで17回を担当してすべてを成功させている。
取材でも「自分の命がかかったPKを誰に担当させたい?」と聞かれて「そりゃあ僕だよ」と圧倒的な自信を見せる答えを返していた。