近年低迷が続いている中国代表。
中国は日本代表が世界最速で予選を突破した2026年W杯アジア最終予選で、日本に連敗を喫するなどして敗退が決まった。
そうしたなか、中国サッカー協会は、U-18男子代表のトレーニングキャンプに招集する59名を発表。そのなかにある選手が入ったことが現地で話題になっている。中国の『163』は、こう伝えていた。
「ファンにとって最も興奮したニュースは、長らく代表から遠ざかっていたアフリカ系の元キャプテン、チャン・ホンフーの公式復帰だろう。
彼は2023年のEAFF U15男子選手権でU-15中国代表のキャプテンを務め、日本を破ったチームは優勝。それはチャン・ホンフーの偉業でもあった。
その後、彼は次の世代に進んだが、U-17中国代表監督だった上村健一氏によって規律違反で外され、今年のU17アジアカップには出場できなかった。
長年の離脱を経ても、チャン・ホンフーは国内ユース大会で依然として圧倒的な強さを見せており、最終的に代表復帰につながった。彼の復帰は、U-18代表にとって間違いなく大きな励みとなるだろう」
恒大サッカースクールに所属するチャン・ホンフーは2008年生まれの16歳。父はタンザニア人、母は中国人だそうで、身長190cmの『天才ディフェンダー』として期待されてきたそう。
中国は2023年のEAFF U15男子選手権で日本をPK戦の末に下して優勝。
ただ、『Sina』によれば、「才能あふれるセンターバックとして高く評価されたチャン・ホンフーは、代表チームに欠かせない存在だった。しかし、ビデオゲームに夢中になり、休息を怠り、頻繁に遅刻するようになったため、上村監督は、スター選手である彼を外すことを選択し、この決断は中国ファンから称賛された」そう。
なお、上村氏は、すでにU-17中国代表監督を退いており、今年5月から広州にあるクラブチームでユーストレーニングディレクターとトップチームのヘッドコーチを兼任しているとされている。