2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表は、今月にW杯共催国であるアメリカ、メキシコとの親善試合を行う。
韓国代表もすでにW杯出場を決めており、日本と同じように今月はアメリカとメキシコと対戦する。
その韓国は、ドイツ生まれのイェンス・カストロプを初招集した。
22歳の彼はドイツ1部ボルシアMGに所属するMF。ドイツ人の父親と韓国人の母親のもとにドイツで生まれた選手だ。
U-21ドイツ代表でのプレー経験があったが、韓国に鞍替えし、「韓国史上初の二重国籍の男子代表選手」になった。
韓国紙『Kyunghyang Shinmun』によれば、韓国代表のホン・ミョンボ監督は、初めてチームに合流するカストロプについてこう話していたそう。
「カストロプ自身も韓国語を熱心に勉強しているし、韓国に適応しようとかなり努力している。
選手が早く適応するには周囲のサポートが不可欠。監督としてその責任があるので、リラックスできる雰囲気作りを心掛けている。
韓国では初めてのケースだが、他の国では2つのルーツを持つ選手は、どちらかの国を選ぶことが多い。カストロプの競争力が、我々の弱点を克服する助けになるのを期待している」
カストロプは韓国語を習得しようとしており、チームとして彼をサポートしていくとのこと。
韓国は6日にアメリカ、9日にメキシコと対戦する。