長年トッテナムのエースとしてチームを牽引してきた韓国代表FWソン・フンミンだが、今夏に欧州を離れるかもしれない。
アメリカメディア『The Athletic』は24日、ソンがMLS(アメリカ1部)のロサンゼルスFCへ移籍する可能性を報じた。
同メディアによると、現在ロサンゼルスFCに所属するガボン代表FWデニス・ブワンガはメキシコ1部クラブ・アメリカとの契約交渉が進んでおり、ロサンゼルスFCは同選手に代わる前線の得点源として韓国代表のスターを狙っているという。
ソンは2015年夏にトッテナムへ入団して以降、プレミアリーグ333試合に出場しており、通算127得点を記録している。まさにスパーズのエースだ。
韓国代表FWは、今年でスパーズとの契約最終年を迎えており、去就が注目されている。
トルコ1部フェネルバフチェやサウジアラビアのクラブから関心が伝えられているが、ここに来て主力選手の退団が確実視されているロサンゼルスFCが急接近している。
特にアジアで絶大な影響力を持つソンは、ロサンゼルスFCにとってビジネス的な観点でもとても魅力的な選手。同クラブはこのタイミングを逃したくないと考えているようだ。
しかし、トッテナムは8月に韓国でニューカッスル・ユナイテッドとのプレシーズンマッチを控えている。主催の韓国企業とのスポンサー契約には、8月末までにソンが退団した場合は無効となる条項が含まれているとのことで、スパーズはこの損失を相殺するために多額の移籍金が必要だ。
2016-17シーズンのプレミアリーグで得点王に輝いた韓国のスター選手は、代表チームより一足先にアメリカへ渡るのか。決断に注目が集まる。