
先日行われたMLSのカップ戦決勝で唾吐き行為をしたことで大きな問題となっているルイス・スアレス。
シアトル・サウンダーズのオベド・バルガス監督に向けて唾を吐いたと伝えられており、6試合の出場停止が言い渡された。
今回は『Planet Football』から「これまでルイス・スアレスが受けてきた出場停止処分の最長時間TOP5」をご紹介する。ちなみに今回の6試合は今後新たに5位に入ることになる。
5位:オランダでのタックル
当時のクラブ:アヤックス
出場停止期間:2試合
ワールドカップでのガーナ戦における悪名高きハンドから数週間後、ヨハン・クライフ・シールドでトゥウェンテと戦った際、彼はシェイク・ティオテへのタックルで退場処分を受けた。
それによって彼は2010-11シーズンのエールディビジで開幕から2試合を出場停止で逃している。
ただ2試合の出場停止はこれ以外にも何度かあり、バルセロナ時代にも数回複数の試合を欠場する罰則を経験している。
4位:アヤックス時代の噛みつき事件

当時のクラブ:アヤックス
出場停止期間:7試合
2010年のワールドカップにおける素晴らしいパフォーマンスで名前を知られるようになったスアレス。リヴァプールで有名になる前に、PSVアイントホーフェンのMFバッカルに噛みつく事件を起こした。
オランダの新聞では「アヤックスの人食い」と書かれた事件だ。アヤックスはクラブとして独自に2試合の出場停止を課したが、オランダサッカー協会はそれを上回る7試合の出場停止を言い渡した。
この処分は2011年の2月まで続き、その間に彼はアヤックスからリヴァプールへと移籍している。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
3位:パトリス・エヴラとの人種差別事件

当時のクラブ:リヴァプール
出場停止期間:8試合
2011年11月、スアレスはアンフィールドでのマンチェスター・ユナイテッド戦でパトリス・エヴラに対して人種差別的な発言をしたとして告発された。
スアレスは侮辱的な言葉を使ったことは認めつつ「ユナイテッドの同僚が彼を呼んでいるような言葉だった」と弁明。一方エヴラは「彼は少なくとも10回以上『特定の言葉』を言っている。それはカメラにも映っている」と告白した。
調査の結果、翌月にスアレスには8試合の出場停止処分を言い渡されることになり、リヴァプールも控訴を断念した。
2位:イヴァノヴィッチへの噛みつき事件

当時のクラブ:リヴァプール
出場停止期間:10試合
2013年4月に行われたリヴァプール対チェルシー。スアレスが終盤にヘディングシュートを決めて2-2の同点に追いついたドラマティックな試合だったが、それはイヴァノヴィッチへの噛みつき事件で覆い隠された。
審判は当時事件を見逃していたが、その後の調査で発覚。スアレスは噛みつきを認めつつ、通常の暴力行為として3試合の出場停止処分になるはずだと訴えた。
ただイングランドサッカー協会はこの噛みつきを悪質だと判断して10試合もの出場停止処分を言い渡した。
1位:キエッリーニへの噛みつき事件

当時のクラブ:ウルグアイ代表
出場停止期間:4ヶ月と9試合
スアレスのキャリアで噛みつき事件は3回あったが、その中でも最も長期間の出場停止になったものだ。
2014年のワールドカップでイタリアと対戦したスアレス。DFキエッリーニに噛みつく事件を起こしたことにより、6万6000ポンドの罰金と4ヶ月場の出場停止が言い渡されることになった。
スアレスはこの夏にリヴァプールからバルセロナへと移籍することになったが、この処分のために10月下旬までプレーすることができなかった。