
Jリーグへ参入の噂が話題の「Red Bull(レッドブル)」
今や誰もが知るエナジードリンク界の巨人で、現在5つのクラブチームを保有する。2頭の雄牛が角を突き合わせる同社のロゴマークはサッカー界でも有名な存在だ。
ここでは、そのレッドブルのロゴを付けた最高に格好よい5つのユニフォームをご紹介したい。
RBライプツィヒ
RBライプツィヒ 2023-24 Nike アウェイ ユニフォーム
全体的に歪みを加えたようなストライプで、ダズル迷彩柄のストライプ版といったデザインがユニフォーム。ジグザグに見えるこのグラフィックは、上昇志向を表現したアロー(矢)を描いたもの。
しかし一方で、この微妙な4分割柄には別の見方も。海外ではエナジードリンク「Red Bull」の缶デザインに似ているという指摘がある。中心点にスポンサーロゴを付けていたら、確かに缶デザインとほぼ同じだ。
チーム名の“RB”は「RasenBallsport」の略。だがこれはチーム名に関するリーグ規定への抵触を回避した苦肉の策と見られ、事実上の「Red Bull」の略称と認識されている。
レッドブル・ブラガンチーノ

レッドブル・ブラガンチーノ2020-21 Nike アウェイ ユニフォーム
かつてはCAブラガンチーノという名で活動していたクラブだが、2019シーズンからレッドブル・グループの一員に。翌2020シーズンは22年ぶりにブラジル1部セリエA昇格を果たしている。
当時のアウェイユニフォームはブラックを基調に各部のロゴマークをシルバーで彩り、シンプルだが洗練されたデザインへの評価は高い。なお、Nikeとの契約は2021年で終了し、2022年からはNew Balanceとコンビを組んでいる。
レッドブル・ザルツブルク

レッドブル・ザルツブルク 2023-24 Nike チャンピオンズリーグ ホーム ユニフォーム
今季のチャンピオンズリーグ(CL)モデルとして投入したユニフォーム。ブラックを基調に各部をレッドで彩る漆黒と真紅のスタイリッシュなデザインだ。UEFAのコンペティション向けの仕様のため、胸スポンサーはいつもの「2頭の雄牛」ではなく社名の「Red Bull」が胸に収まる。
また、UEFA主催の大会ではエンブレムのデザイン変更も恒例行事。「2頭の雄牛」のトレードマークをデザインした通常のエンブレムは、それ自体が広告と見なされUEFAの規定に抵触する。そのため“FC Salzburg”と刻んだUEFA対応のエンブレムを付けている。
ブラック×レッドというクラブ史上初のカラーリングを採用したデザインは好評を博したが、残念ながらチームはグループステージを最下位で敗退となった。
レッドブル・ザルツブルク

レッドブル・ザルツブルク 2014-15 Nike ホーム ユニフォーム
サッカー界の元祖レッドブルが、オーストリアの名門ザルツブルクだ。
南野拓実(ASモナコ)が在籍しことでもよく知られているクラブだが、この雄牛ロゴのユニフォームを最初に着た日本人選手は、2006年から2009年までプレーした元日本代表DF宮本恒靖氏(日本サッカー協会専務理事)である。
南野が加入した2014-15シーズン(※2015年1月にセレッソ大阪から移籍)は、クラシックなポロ襟を付けた上品なデザインが人気に。差し色のレッドもアクセントとして効果を発揮する。
「Red Bull」がサッカー界に進出したのは2006年で、最初に買収したのはSVオーストリア・ザルツブルク。このチームが名前と色を変えてレッドブル・ザルツブルクへと生まれ変わるのだが、当時サポーターの反発は凄まじいものがあった。
ニューヨーク・レッドブルズ

ニューヨーク・レッドブルズ 2023 adidas サード ユニフォーム
アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のNYレッドブルズが2023年8月に発表したサードユニフォームは、ホームタウンのニューヨークで誕生した音楽ジャンル「Hip-Hop(ヒップホップ)」の誕生50周年を祝うデザイン。
クラブはかつてニューヨーク/ニュージャージー・メトロスターズ(NY/NJメトロスターズ)として活動していたが、2006年に「Red Bull」に買収されて現在のクラブ名に変更している。

大胆なグラフィックは、建物や電車などニューヨークの街中に見られるストリートアートや落書きに触発されたものだ。
「フリースタイルキット」と名付けられたこのユニフォームは、2023年8月26日にホームのレッドブル・アリーナで行われたインテル・マイアミ戦でデビュー。当時リオネル・メッシの加入で注目の相手に0-2で敗れている。
