日本代表DF伊藤洋輝が所属するドイツ王者バイエルン・ミュンヘンは、5日に行われたPSGとのFIFAクラブワールドカップ準々決勝に0-2で敗れた(負傷離脱中の伊藤は欠場)。
この試合では、バイエルンのドイツ代表ジャマール・ムシアラが左足首に重傷を負った。
飛び出してきた相手GKジャンルイージ・ドンナルンマに巻き込まれた左足首があらぬ方向に折れ曲がってしまったのだ。
その様子を見たドンナルンマも思わず涙を浮かべていたが、バイエルンGKマヌエル・ノイアーは「あのような形で飛び込むのはかなりリスクが高い。相手を負傷させるリスクを負うだけ」と批判している。
バイエルンは、ムシアラが足首の脱臼と腓骨骨折の重傷と診断され、近く手術を受けると発表した
そうしたなか、元バイエルンDFラフィーニャがこの件の緊迫した舞台裏について明かしたようだ。2011~2019年までバイエルンでプレーしたブラジル人DFは、『Sportv』でこう話していたそう。
「彼ら(バイエルン選手たち)は、怪我が深刻だと分かっていたので、少なくとも謝罪してほしいと彼(ドンナルンマ)に怒っていた。
試合後、ロッカールームでさらに激しい口論が繰り広げられた。選手たちはPSGのロッカールームでドンナルンマに近づき、バイエルンのロッカールームで謝罪するように求めて、より強い言葉で応じた。
彼らはドンナルンマに謝罪するよう要求した。たとえ、怪我の責任が彼になかったとしても、行動規範のように少なくとも謝罪はすべきだ」
『RMC』によれば、ドンナルンマは試合後にバイエルンのロッカールームへ行ったが、ムシアラはすでに病院に搬送されており、その姿はなかったという。
その後、ドンナルンマは、SNS上でムシアラの回復を祈るメッセージを投稿している。