
開幕の足音が徐々に聴こえてきた2025-26シーズンの欧州サッカー。
日本代表MF鈴木唯人は、この夏に新天地を求めた一人であり、ドイツ1部のフライブルクへ加入した。
デンマークの名門ブレンビーで結果を残し、5大リーグ行きを勝ち取った23歳。来年のワールドカップメンバー入りのためにも大事な一年となる。
そんな鈴木の足もとを支えているのが、Nikeのスパイク「ファントム」シリーズ。24歳の攻撃的MFは、2020年のプロ入りから基本的には一貫して同シリーズを履いてきた、
ただ、実は“浮気”した時期もあった。

こちらは2021年10月に行われたU23アジアカップ2022予選の香港戦。後ろ姿の7番が鈴木で(3番は市立船橋高校のチームメイトでもあった畑大雅)、この時は『ティエンポ レジェンド 9 エリート』を履いている。
しかしその後まもなく、再び「ファントム」へと戻った鈴木。なぜ、この時期だけ「ティエンポ」を履いていたのか、スパイクマニアは気になっていたはず。
今年6月、「ファントム」シリーズのアップデートに合わせ、サッカーショップKAMO原宿店で行われたトークイベントの際に鈴木に尋ねてみたところ、こんな答えが返ってきた。

「あまり詳しくは覚えていないですけど、新しいモデルをトライしてみたかったのか、気分を変えてみたかったのか。ちょっと覚えていないですけどおそらくそういった理由です」
どうやらお試し的な感覚での着用だった模様。また、鈴木は清水エスパルスでもブレンビーでも、自身でスパイクを磨いていたと今回のトークイベントで明かしている。
「特別なことをしているつもりはないですけど。自分が使っているスパイクなので、自分で磨くという単純なことをしているだけです。綺麗になったら気持ちがいいですし」と、冷静な話しぶりの中でスパイクへの“愛着”ものぞかせていた。
鈴木は現在、Nikeからリリースされたばかりの新作コレクション「スケアリーグッドパック」の『ファントム 6 LOW エリート』を履いてフライブルクのプレシーズンに臨んでいる。