これに対し、ネット上では「芸能界ってやっぱり激アマ業界なんだな」「逮捕から1年で復帰って早過ぎるだろ」といった批判が殺到している。近年は芸能人の不祥事に関する謹慎期間は長引く傾向にあり、確かに1年弱での復帰は早過ぎるといった見方が多いようだ。さらに、ネットでは「芸能活動復帰は許さないとは言わないけど、せめて執行猶予明けだろ」「薬物の誘惑ってそんなに簡単に断ち切れるものではないと思う」といった声も聞かれる。この憂慮の声には、過去の芸能人の例も関係していると言えるだろう。
田代まさしは2001年に、風呂場をのぞいた容疑で逮捕され、続く自宅の捜査で覚せい剤が発見され、覚せい剤取締法違反容疑でも逮捕される。懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受けると、Vシネマ監督として芸能活動を再開させる。
ミュージシャンの岡村靖幸も、2003年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受けた後、音楽活動を再開させる。ところが、執行猶予期間中の2005年に、再び覚せい剤を使用したとして逮捕される。
芸能人の薬物犯罪には、執行猶予期間中の再犯という最悪のシナリオを歩んでしまうケースも少なくないだけに、ピエール瀧の早期の芸能活動復帰に一抹の不安が残るのは確かだ。