出場チームは次の通りだ。
▽棚橋弘至&トーア・ヘナーレ
昨年に引き続き、棚橋弘至とトーア・ヘナーレが2年連続のエントリー。新型コロナウイルスの影響で来日できずにいたヘナーレが新日本マットでついに復活。昨年は初タッグながら連携技も披露した二人が、今年はどんなタッグワークを見せるのか?
▽ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー(2019年優勝)
“前年度覇者”ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーも堂々のエントリー。
▽後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
後藤洋央紀とYOSHI-HASHIのタッグが3年ぶりのエントリー。11.2後楽園大会ではIWGPタッグ王座に挑戦するもあと一歩のところで王座戴冠を逃した両者。“GYW”など破壊力をある連携技を持つ二人は、悲願のタッグの勲章を獲得できるか?
▽石井智宏&矢野通
石井智宏と矢野通のタッグが2年ぶりのエントリー。現在、『KOPW2020』保持者として独自の世界観で躍動する矢野と、『G1』でもベストバウト級のファイト連発で会場を盛り上げた石井のタッグが再始動。
▽鷹木信悟&SANADA
鷹木信悟&SANADAの注目タッグが『ワールドタッグ』初エントリー。11.7大阪大会で鈴木みのるとの壮絶死闘を制し、NEVER無差別級王者に返り咲いた鷹木。一方のSANADAも『G1』準優勝を果たすなど、シングルプレイヤーとしても勢いに乗る二人がタッグ結成。EVILとのタッグでは、2017年&2018年に『ワールドタッグ』2連覇を果たしているSANADAが、今年は鷹木とのタッグで初エントリー&初優勝を成し遂げるのか?
▽タイチ&ザック・セイバーJr.(IWGPタッグチャンピオンチーム)
現IWGPタッグ王者・タイチ&ザック・セイバーJr.が宣言通りのエントリー。11.2後楽園大会のIWGPタッグ王座戦では、粘る後藤&YOSHI-HASHIを振り切り2度目の防衛に成功。
▽タマ・トンガ&タンガ・ロア
優勝候補筆頭のタマ・トンガ&タンガ・ロアが待望の来日を果たし、5年連続のエントリー。毎年、優勝を囁かれるが、あと一方のところで優勝を逃し続いている最強兄弟タッグ。圧倒的なコンビネーションと傍若無人な闘いで、新日本USマットで暴れ回る二人が、悲願の『ワールドタッグ』初優勝へ向けてどんな闘いを展開するのか、またバレットクラブのお家騒動にもどう絡んでいくのか注目だ。
▽EVIL&高橋裕二郎
EVILが高橋裕二郎との不気味なタッグを結成し初エントリー。衝撃のバレットクラブ入りからダーティーファイトのオンパレードで『ニュージャパンカップ』初優勝、二冠王座戴冠を果たしたEVIL。そんな悪の化身とタッグを組むのはタッグ戦線でもその実力を発揮してきた裕二郎。
▽バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレとチェーズ・オーエンズのコンビが昨年に続き2年連続のエントリー。1日の東京・後楽園ホール大会よりバレットクラブ国内組に合流したチェーズは、来日初戦から必殺のパッケージドライバーで勝利を収め存在感をアピール。一方のファレは、日本、アメリカのリングにも現れなかったが、今回ついに新日本マットに復活。巨漢から繰り出す圧倒的パワーを誇るファレが、職人・チェーズとのタッグで大暴れすること間違いなし。
▽グレート-O-カーン&X
グレート-O-カーンが『ワールドタッグ』に初エントリー。
新日本のタッグリーグの最終戦が、かつて全日本プロレスがタッグリーグの最終戦として使用していた武道館というのはとても不思議な感覚ではあるが、これを機に定着させるぐらいジュニアとともに盛り上げてもらいたい。チャンピオンチームのタイチ&ザックに勝利を収めて優勝すれば、来年1月の東京ドーム大会でベルトに挑戦する可能性が高まるだけに、シングル戦線でチャンスを逃した選手たちは目の色を変えてシリーズに入るはずだ。
EVILという異分子を抱えたバレットクラブから3チームエントリーしたのも注目である。
(どら増田)