YouTubeは、テレビや劇場などでは知ることのできないプライベートな一面や面白い企画ができるとあって、視聴者が芸人に親近感を持ち、“濃いファン”になってくれやすい。
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登録者数340万人を突破している江頭2:50の『エガちゃんねる EGA-CHANNEL』は、9月30日にLINE CUBE SHIBUYAにて『エガフェス 2022』を開催。ゲストも、ガガガSP、キャイ~ン、中川翔子、ロッチ・中岡創一など豪華メンバーが集結する予定だ。すでにグッズは販売されているが、いくつか売り切れがある商品も……。
「こうしてYouTubeと連動させて盛り上げることで、視聴者の期待が膨らむのは確か。オンラインだとアーカイブが残るので、イベント終了後にYouTubeで告知すれば、後追いで買ってくれる人も増えるんです。また会場に行った人で“もう一度観たい”という人がオンラインチケットを買ってくれるメリットもあります」(芸能ライター)
ゲーム実況で人気を集めた狩野英孝のYouTubeチャンネル『狩野英孝【公式チャンネル】EIKO!GO!!』も、イベント『EIKO!GO!! SPECIAL LIVE ~SANJO!~』を開催。10月14日に豊洲PITという大きな会場で開かれる予定で、登録者数140万人の彼の人気が証明される形となる。
ニューヨークのYouTubeチャンネル『ニューヨーク Official Channel』も、うまく動画と連動させている。チャンネル内でのトークが発端となり、若手芸人の揉め事をYouTubeで追いかけた。当事者を呼んで話を聞き、事件や出来事の概要を10本程度の動画に分けて紹介。
「『シン・りょう』に関連する動画自体は1本で視聴回数6万~10万回程度ですが、ざっくり視聴者の10人に1人がチケットを購入した形となります。それだけ視聴者がのめり込むドキュメンタリー性があったということですね。ちなみに、彼らは昨年も若手の劇場をフィーチャーした『さようなら花鳥風月ライブ』を動画にし、後にイベント化。オンラインチケットは7500枚を超えるヒットを叩き出しました」(同上)
このほかにも、極楽とんぼ・山本圭壱、ジェラードンなど、YouTubeでファンをつけ、イベントの集客につなげる芸人は多い。