木村といえば、国内屈指の影響力が強い俳優。劇中で身につけたアイテムが、品薄・完売となることで知られる。語り継がれているのは、連続ドラマ、映画化にもなった「HERO」シリーズ。型破りな検事・久利生公平が若者を中心に人気のカジュアルブランド「A BATHING APE」のダウンジャケットを着ると、プレミアが付くほど爆売れ。衣装ではなく、撮影日にたまたま着ていた木村の私服だったことが広まると、人気に拍車がかかった。
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18年と20年の2度にわたって放映された「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)にも、“キムタクのおとも”が出演していた。
その日の撮影場所は、神奈川・横浜市内。衣装スタッフが、イメージしている服を撮影の段階になっても決めかねていた。木村はスタッフを連れ添って、休憩時間を利用して元町にあるオールドアメリカンショップ「Junky CLASSICS」に赴いた。ドンピシャの服が見つかり、以降の回で“レギュラー出演”した。
「この店は、木村さんが21歳のときから通うガチの常連。
木村といえば、演じた役柄の志願者がグンと増えることでも知られる。今年は「未来への10カウント」(テレ朝系)で元ボクサーを演じると、ジム入会者が増えた。さかのぼれば、96年に「ロングバケーション」(フジテレビ系)でピアニスト、00年に「ビューティフルライフ」(TBS系)で美容師、03年に「GOOD LUCK!!」(TBS系)で副操縦士を演じた。驚異的な視聴率をたたきだした“ロンバケ”では、男性ピアニストの知名度も同時に上げた。
20年と21年の新春スペシャルドラマ「教場」(フジ系)では、警察学校の冷酷な鬼教官を演じた。
(伊藤由華)