テレビ実況席には棚橋弘至がスペシャル解説で着席する中、『ザ・スコアー』が流れ、そのあとに元・新日本の田中ケロリングアナウンサーの呼び込みでローラー、柴田の順で入場。試合は中盤にローラーが柴田に対し、キックの連発から飛び膝をお見舞い。そして飛びつきのフロントネックロックで捕獲。柴田は何とか切り抜けるも、すかさずローラーは三角締めに連携。さらにオモプラッタから、柴田の両手足を締め上げる複合関節技を決める。柴田は必死にロープに逃れるも、これでロストポイントは4。
一気に行きたいローラーは、続いて豪快なエクスプロイダーを炸裂。そして掟破りのPKを狙うも、これを柴田は真っ向から受け止め、担ぎ上げてデスバレーボムを炸裂。さらにPKを食らわせると、一気にスリーパーへ。これをローラーが切り抜けようとすると、柴田は卍固めに移行。そのまま体勢は崩れるも、柴田がグラウンドで締め上げると、ローラーはギブアップ。
試合後、柴田は「ありがとー!!!。えー、今日はアントニオ猪木に呼ばれて、ここに来ました。俺、6年前、約6年前、この両国でほぼほぼ死にかけて。でも、こうやって同じ両国のメインに、戻って来ることができました!。元気があればなんでもできる、その通りだと思います!。
バックステージで柴田は「本当にお疲れ様でございました。あとは柴田がやります。みんな役割があると思ってて、自分にできることは自分がやる。
◆INOKI BOM-BA-YE×巌流島
『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』
2022年12月28日
東京・両国国技館
▼新日本プロレス提供試合 UWFルール(30分1本勝負 無差別級)※頭部への攻撃は禁止
○柴田勝頼(12分30秒 グラウンド卍固め)トム・ローラー●
(どら増田 / 写真・山内猛)