元宝塚歌劇団歴代トップスターによるポップスのカバーアルバム「麗人REIJIN-Season 2」の発売記念コンサート前夜祭が27日、都内で行われ、榛名由梨、安奈淳、涼風真世、瀬戸内美八、剣幸、高汐巴、汀夏子、平みち、えまおゆう、彩輝なお、貴城けい、壮一帆ら、第49期生から82期生までの宝塚OGが集結した。

 会場となった中野サンプラザで会見前に公開リハーサルも行われ、「Sing Sing Sing」や「いつでも夢を」を披露したOGはステージに勢揃いすると感無量の表情。

彩輝は「まわりは憧れの先輩たちばかり。下級生の頃の気持ちを思い出しました」としみじみ。

 高汐は「退団後の先輩たちの変わらないパワーやエネルギーや空気を感じて宝塚ってすごいなって改めて思いました。いいステージに出させてもらって光栄に思っております」とコメント。貴城は仕上がったCDに満足げで、「上級生の方たちは本当にパワーがすごかった。劇場で聴いているくらいの力をCDから感じることが出来ました」と感想を述べた。


 また、涼風は「宝塚に入りたいと思ったきっかけは『ベルサイユのばら』」と明かすと、当時、同舞台に立っていた榛名、安奈の追っかけをしていたことを本人たちの前で告白。「ご一緒させてもらえて嬉しいです」と目を輝かせた。

 その榛名は今年70歳。年齢を感じさせないパワフルな歌声を披露した後はご機嫌。メンバーの中央に立ち、「(メンバーから)レジェンドやってと言ってもらえて嬉しい」とニヤニヤ。本作のレコーデングの際は「久々で緊張しました」といい、「ブースの中に一人入って孤独感を味わいました。
昔の記憶がよみがえってきました」と話していた。

(取材・文:名鹿祥史)