中国の今年のメーデー連休の消費市場は需要も供給も旺盛だった。ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」の生活サービスは6日、文化観光、飲食、レジャーなどの消費動向を分析した連休関連データを発表した。

それによると、4月26日から5月5日までの間に、同サービスの受注量は前年同期比94%増加し、注文した消費者の数は同71%増加した。

どの景勝地に出かけたかを見ると、西安の大唐不夜城、北京の天安門、杭州の西湖、広州の広州タワー、安徽の黄山が抖音のネットユーザーの間で人気があり、訪問者の最も多い観光スポットになった。文化的な厚みがあり、古風な趣のある景勝地が、連休中に消費者の訪れる人気スポットになり、西安鐘楼、清明上河園、万歳山武侠城、南京夫子廟などが全国トップクラスの人気を集めた。また、抖音プラットフォームでは古鎮や古村を訪れる旅行商品の共同購入による売り上げが前期比で288%増加した。

名所旧跡を巡れば、各地の特色あるグルメも食べたくなるということで、同連休中は抖音プラットフォームの飲食消費も非常に活発だった。4月26日から5月5日までの間に、中国8大料理の1つである閩菜(福建料理)の共同購入売り上げは同140%増加し、名物の潮汕牛肉火鍋の売り上げが同139%増加したほか、広東式火鍋の「打辺炉」もグルメの間で人気が高く、共同購入売り上げは同103%増加した。

河南省の文化観光の人気が続き、豫菜(河南料理)もより多くの消費者の視野に入るようになり、抖音での共同購入売り上げが同102%増加した。また。ザリガニや四川火鍋などの休日グルメの「定番」も高い成長率を維持した。ザリガニは同97%増、四川火鍋は同86%増だった。

地域別に見ると、都市の「飲食娯楽」関連の共同購入の総合的売上高ランキングでは、上海、鄭州、アモイの消費が他都市を上回って上位3位に並び、その後には福州と成都が続いた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)