2024年5月8日、台湾メディアのDailyView網路温度計が、台湾のマクドナルドが日本のアニメ作品に登場する「WcDonald’s(ワクドナルド)」を商品化させたと報じた。

記事によると、台湾のマクドナルドが「幻のマクドナルド」プロジェクトとして、日本のアニメ作品に頻繁に登場する反転マクドナルド「WcDonald’s」を現実世界で再現するという。

限定のパッケージだけでなく、特製ディップソース「幻のソース」、新フレーバーの「スパイシーマックナゲット」なども登場させるようだ。

記事は、「日本のアニメが好きな人なら、アニメ作品に登場するファストフード店のブランドロゴに、よく『W』が使用されていることに気づくだろう。作者は現実世界でファストフードブランドの代表格であるマクドナルドを参考することが多いが、著作権侵害を避けるために、マクドナルドの象徴的なロゴの『M』を『W』に反転させて使用している。このような『反転マクドナルド』は次第に二次元の特徴的な文化の一つとなり、『WcDonald’s』もアニメ世界で共通の有名なファストフードブランドとして知られるようになった」と紹介した。

そして、「元々はアニメの世界にしか存在しなかった『反転マクドナルド』が、『本家マクドナルド』によって現実化された。『ビッグデータエンジンKEYPO』による世論分析システムの調査によれば、『マクドナルド』に関連するこの1カ月間のネット上の話題には、最近のリバイバル商品として話題を呼んだ『ツイストポテト』だけでなく、『幻のマクドナルド』や『WcDonald’s』が含まれており、この二次元ブランドの現実化による『公式ネタ企画』が多くのネットユーザーの関心を引き起こしていることがわかる」と説明した。

また、「(台湾)マクドナルドは5日、フェイスブックの公式アカウントのアイコンを『WcDonald’s』を象徴する『W』に変更し、5月8日から6月4日まで『幻のマクドナルド』特別プロジェクトを開始することを発表した。アニメファンに馴染みのある『WcDonald’s』を現実化するため、日本のイラストレーターで漫画家のAcky Bright(アッキーブライト)氏とコラボレーションし、限定版パッケージをリリース。『W』ロゴに加えて、紙袋には漫画のイラストが描かれた」と伝えた。

さらに、「『幻のマクドナルド』に合わせて、マクドナルドの公式チームは有名な日本のアニメ制作会社である株式会社ぴえろとコラボレーションし、プロモーション用の4つの短編アニメを制作。独自のアニメキャラクターと4つの古典的なアニメスタイルの要素を用いて、『WcDonald’s』の世界に導いてくれる」と紹介した。

なお、台湾のマクドナルドのフェイスブック公式アカウントには、「おおおおおおおお!」「WcDonald'sが登場した!」「すごく興奮する!ワクワク」「日本のアニメをリスペクトします!」「見てこれ。

めちゃくちゃ面白い!」「日本のアニメは、オマージュとしてロゴを裏返してWcDonald'sにしているんだよ」「私は単純なので、アニメがあるとすぐいいねを押してしまう!」などとのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/岩田)