ジャイアントパンダの「星秋(シンチウ)」と「怡蘭(イーラン)」が現地時間15日午前6時2分、専用機でオーストラリアのアデレードに到着しました。2頭はアデレード動物園へ移動され、中国とオーストラリアによる新たなジャイアントパンダ保護の共同研究が始まります。

2020年9月生まれの「星秋(シンチウ)」は雄で、性格が活発で好奇心が旺盛です。秋に生まれたことや、その日の夜空に星が輝いていたことから名付けられました。2021年8月生まれの「怡蘭(イーラン)」は雌で、性格が穏やかです。名前は穏やかさ、優雅さ、高貴さを表しています。2頭は協定に基づき、今後10年間にわたりオーストラリアで生活する予定です。

シンチウとイーランはアデレード動物園に到着後、1カ月間の隔離を経て、来年1月中旬に一般公開される予定です。

パンダの「シンチウ」と「イーラン」、豪州に到着

アデレード動物園はオーストラリアで2番目に古い動物園で、南オーストラリア州のアデレードにあります。ジャイアントパンダの「網網(ワンワン)」と「福妮(フーニー)」は2009年11月にオーストラリアでの生活を始め、今年11月に中国に戻ってきましたが、オーストラリア滞在中には500万人以上の来園者を引きつけました。

中国とオーストラリアの新たなパンダ保護共同研究では、これまでの成果をもとに、飼育管理や繁殖研究、疾病の予防と治療、科学普及教育、文化広報などの分野での協力を引き続き深め、パンダ保護の共同研究レベルをいっそう高め、両国の民間交流をさらに促進するとみられています。(提供/CRI)

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