2025年1月7日、台湾メディアの聯合新聞網は、日本旅行中の台湾人観光客がSNSなどでの「日本を旅行しながら金を稼ごう」などと書かれた募集広告に応募し、詐欺などの違法行為に加担して逮捕される事例が毎月発生している事を受けて、台湾外交部が注意を呼び掛けたことを伝えた。
記事によると、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の范振国秘書長が午前の定例会見で、「2024年は観光名義で訪日した台湾人が、日本で詐欺などの違法行為に従事して警察当局に逮捕される事例の報告が、日本各地の駐日経済文化代表処から毎月のように上がってきた。
范氏は他に、24年冬から台湾人観光客が旅行中に体調を崩す事例が多く発生していることに言及し、「特に高齢者の脳卒中や心臓、血管関連の疾病のケースが多く、ほとんどの場合、手術や入院での療養が必要になり、最終的に医療機器を備えたチャーター便で帰国することもある。日本の医療費は非常に高く、在外公館の統計によると、少なくとも数百万円、下手をすれば1000万円はかかり、家族に莫大な経済的負担がかかる。春節休みを控えて、日本旅行を計画している台湾人は、旅行前に医療保険をしっかりかけて、万が一の時の保障を確保できるようにしておいてほしい」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)