2025年1月24日、韓国メディア・毎日経済によると、ソウル拘置所に収監されている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が憲法裁判所に出廷した際、頭髪を整える「特別扱い」があったのではないかとの声が上がっていることと関連し、法務部が「現職大統領であることを考慮し、当局の協力を得た」と明らかにした。
野党「祖国革新党」の朴恩貞(パク・ウンジョン)議員が23日、自身のFacebookに「尹大統領の頭髪に関する疑惑」を投稿し「特別扱い」だと指摘したことを受け、法務部が釈明した。
また、朴議員は「(尹大統領には)収容者番号『0010』が与えられたが、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)が受け入れてきた番号バッジを襟に着けていないようだった」とも指摘していたが、これについて法務部は「未決収容者の私服着用時に収容者番号を身に着けるか否かについては、関係規定により拘置所長の裁量とする事項」であると説明している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「現職大統領に対する基本的な礼遇。当然のことだと思う」「身だしなみを整えて人前に立つのは当然のことじゃないか?」「じゃあ大統領にみすぼらしい格好で出廷しろと?」「大統領のヘアスタイルにまでけちをつけてる暇があったら、国民の暮らしがどうすれば豊かになるかに頭を使え」「尹錫悦を拘束させたのは恥をかかせるためだったという説が説得力を帯びてきた」「このくらいのことは大目に見るべき」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)