2025年2月21日、韓国メディア・ソウル新聞によると、今年の「三一節」(3月1日、三・一独立運動を記念する日)が振り替えとなったことを受け、文化体育観光部が地方観光と内需活性化に向け動きだした。
文化体育観光部と韓国観光公社は、今年、「大韓民国宿泊セールフェスタ」を初めて実施すると明らかにした。
文化体育観光部関係者は「宿泊の費用を抑えて、国内のあちこちで春の情緒を感じてほしい」と話す。今後、さらなる特典を提供する予定だという。記事は「海外旅行をする人たちを引き留めるためのばらまき」だと指摘している。
韓国人の海外旅行需要は増加を続けている。今年のソルラル(旧正月)連休(1月24日~2月2日)に仁川(インチョン)空港を利用した人は219万258人、一日平均21万9026人と、名節としては過去最多を記録した。特に先月、日本を訪れた韓国人観光客は初めて90万人を超え、月ベースで過去最多を記録した。日本は距離的に近く、日帰り旅行や週末の短期間旅行、リピート需要も高い。最近は繁忙期・閑散期なくいつでも行ける旅行先という認識も高まっている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「クーポンをばらまいても、どうせ値段をつり上げるんでしょ」「割り引きになる分だけ宿泊料金が値上げされるだけだろう」「済州で嫌な思いをしたことがある人はもう絶対に行かない」「ぼられるのが分かってて行くのは間抜けだ」「まずは商売してる人たちの良心を管理する策を講じろ」など、冷めた声が多数寄せられている。また、「(この連休は)日本に行ってくる」というコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)