2025年3月6日、韓国メディア・韓国経済は、トヨタグループの自動車部品メーカーなどに部品を納品しているプレス部品加工メーカー、株式会社ミフネを紹介する記事を掲載した。
ミフネについて、記事は「1990年代から続く『失われた30年』を耐え抜いた部品メーカー」「日本部品メーカーの競争力の代表例に挙げられる」と紹介している。
ミフネのプレス金型交換作業では、5人の作業員がわずか5分で600キロの金型5つを同時に交換する。床にレールを敷いたのがポイントで、梅村敏会長によると「F1でマシンの整備を素早く行う様子からアイデアを得た」という。15分かかっていた作業を5分に短縮した結果、金型交換回数が一日5回から8回に増えた。その結果、一日75分だったプレス停止時間が40分に縮小され生産性がアップ。「多品種少量生産」で不況を乗り越えてきた。関係者によると、韓国では金型交換に30分以上かかるメーカーが大半だという。
また、毎月納品する部品950万個のうち、不良品は3~4個、不良率はわずか0.000036%だという。
さらに金型交換の迅速化により安全在庫を最小化するようになり、在庫数が減少。現在は平均6日分だというが、最少でも15~20日分以上の在庫を保管する韓国の中小企業に比べ倉庫、物流の負担が少なく、原価節減が可能になっているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「勤務時間中に作業員が組み立てをしながらスマホで動画やドラマを見ているような韓国は絶対に日本に追い付けない」「日本と韓国は比べ物にならない。基本からして天と地の差がある」「韓国の労組は生産に興味がない。デモさえしてれば金が入ってくるんだから」「失われた30年とかに関係なく、優れた企業は生き残る」「学ぶべきことは学ぼう。日本だからって何でもケチをつけるべきではない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)