中国のEC企業が始めた年に一度のショッピングイベント「618」は、海外消費者の需要に応えるため、海外の送料無料エリアを拡大した。
今年のイベント期間中、淘宝(タオバオ)は「海外送料無料計画」の対象を12ヶ国・地域に拡大し、カザフスタンとモンゴルが初めて対象に加わったことが分かった。
これらの国・地域の消費者はイベント期間中、「一定金額以上で送料無料」の特典を受けられるだけでなく、購入商品に満足できなかった場合は「現地返品」サービスも受けられ、最寄りの営業拠点に持ち込めば返品することが可能だ。
これまでも多くの海外の消費者が中国のECプラットフォームでの越境ショッピングに殺到し、中国の複数のECプラットフォームのアプリが海外のアプリダウンロードランキングで上位に食い込んでいた。
アナリストによると、多くの海外消費者が中国のECプラットフォームで「逆海外通販」をするようになった現象の背景にあるのは、中国の製造力、製品の品質、ブランド力に対する信頼がある。より多くの言語バージョンを備えた中国のECプラットフォームの登場から、多くの中国業者のECプラットフォームを利用した集団での海外進出まで、「中国の高品質製造+世界無料配送」に基づく新しいECモデルが今、越境消費体験を再構築しつつある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)