「こんにちは。何かお手伝いできることがありますか?」「240時間以内のトランジットビザ免除措置を申請したいです」「では、パスポートと乗り継ぎ航空券を見せてください。
新鄭空港のT2ターミナルビルの国際線到着フロアに行くと、近未来感があふれているほか、親切なサービスを体験することができる。目の前にある巨大なスクリーンには、多言語で、「240時間以内のトランジットビザ免除措置利用者専用ゲート」という案内が表示されている。また、指紋自動採取端末は、旅客の国籍情報を基に対応する言語に自動で切り替わり、円滑に手続きができるようになっている。入国カード記入エリアにも、多言語で、注意事項が分かりやすく表示されており、気配りが行き届いていた。

通関地は対外開放の門戸だ。2024年12月17日、鄭州の空港から、トランジットビザ免除措置を利用して入国して、滞在できる時間が240時間に延長されて以降、鄭州出入境・国境検査所は、勤務スタイルを合理的に調整し、365日24時間体制で、外国人が円滑に入国手続きを行えるようにしており、海外から来た旅客は、河南省に到着した瞬間から、「便利」と感じることができるようになっている。
今年1~5月、鄭州の空港から中国に入国した外国人の数は前年同期比2倍以上増の延べ3万1700人に達した。そのうちの2万3800人は各種ノービザ措置や240時間以内のトランジットビザ免除措置を利用して入国した外国人で、全体の75.2%を占め、前年同期比3.7倍増だった。