香港メディアの香港01は17日、「驚くことに日本の神社で広東語の注意書きが登場した」と伝えた。
記事によると、香港のネット掲示板「連登(LIHKG)」に先日、「香港人がついに日本人を我慢ならなくさせた」と題する投稿があった。
広東語は中国の方言の一種で、主に香港で使用されている。広東語の注意書きは珍しく、投稿者は「もう言い逃れはできない」「これは香港人に対する特別な警告」との見方を示した。
香港のネットユーザーからは「一部の人は永遠に『他人への配慮』や『公共マナー』が何かを理解しない」「香港人は高い教育を受けているはずなのに、外で恥ずかしい言動をよく見かける。低レベルで心が狭く、小さなことでキレやすい。中高年は特にうるさく、(海外へ出発する)搭乗ゲートですでに大声で騒いでいる」といった批判的な声が上がったという。
また、あるユーザーは「以前、沖縄の万座毛に行った時も、トイレの小便器に広東語で『唔好屙出界(外に漏らさないで)』と書いてあった」と投稿したほか、別のユーザーは「小便器にガムを捨てないでください」との注意書きが日本語、英語に続いて広東語で書かれている写真をコメント欄に投稿した。
一方で、「注意書きは香港人だけに対するものじゃない」と主張する声もあったといい、「(注意書きには)日本語も書かれている。つまり、日本人がやらかして日本人が我慢ならなくなったってことじゃないの?」「英語も書いてあるってことは、世界中の人に向けた注意じゃないの?」「客層の多い言語を使って案内するのは自然なこと。施設によっては観光客にアンケート取ってどこから来たか聞くところもあるし、そんなことでいちいち被害妄想になる必要ない」といった意見も出ていたという。(翻訳・編集/北田)