上海地下鉄が明らかにしたところによると、上海を訪れるインバウンド旅客の移動をより便利なものにし、軌道交通決済の利便性を向上させるため、上海地下鉄は28日から銀行カード(主要な海外発行カードを含む)とデジタル人民元のハード型ウォレットによるタッチ決済機能の試行範囲を軌道交通全線にまで拡大する計画だということです。従来はリニアモーターカーでのみ試行されていました。
上海地下鉄は、リニアモーターカーでの試行状況に基づき、各種銀行カードやデジタル人民元ハード型ウォレットで改札機を通過する前には、必ず小額のサインレス・暗証番号不要決済の機能を有効にするとともに、カード内に十分な残高や信用限度額があることを確認するよう求めています。
現在、上海の軌道交通網の総運営距離は896キロで、21路線に計517駅が設けられており、上海市全体の公共交通機関による移動の77%以上を担っています。この新しい決済機能を全面的に試行することで、上海を訪れるインバウンド旅客の移動はより便利になります。(提供/CRI)