中国外交部の郭嘉昆報道官は7月29日の定例記者会見で、記者から「タイ軍が本日、カンボジアが昨日合意した停戦協定に違反したと非難した」として、中国としての論評を求められました。郭報道官は、「国際社会、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)の輪番議長国であるマレーシアが積極的に仲介したことにより、7月28日にはカンボジアとタイの首脳会合が行われ、停戦合意が達成された。

事態の鎮静化に向けての重要な一歩であり、中国はこれを高く賞賛し歓迎する」と述べました。

郭報道官はまた、「中国はマレーシアが引き続きASEAN議長国としての役割を発揮し、ASEANのやり方で政治解決を推進していくことを支持する。相互信頼の増進、緊張情勢の緩和及び平和解決に資するあらゆる努力を支持する」と強調した上で、「中国はカンボジアとタイの友人であり近隣国でもあり、カンボジアやタイなど各方面と意思疎通を密にし、双方の意向に基づき自らの方法で取り組んでいく。停戦合意を定着させる建設的な役割を果たしていく」と説明しました。(提供/CRI)

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