中国人的資源社会保障部などはこのほど、17の新職業と42の新職種を発表しました。これらの新しい職業の多くは日常生活と密接に関連しており、その一つが「ドローン群飛行プランナー」です。
ドローン群飛行プランナーが毎回ショーの前にまず実施することは、クライアントの要求に基づいたパターンのデザインとモデリングです。駆け抜ける馬や色鮮やかな花など、各ドローンの座標、ライト、飛行動作をコンピューター上で作成します。パフォーマンスの前にはさらに、会場の電波状況、天候、風速などの要素を考慮した事前調査とテストも欠かせません。
創造性とデジタル技術の融合がこの職業に求められるスキルです。各種ドローンの性能に精通するだけでなく、3Dアルゴリズムをマスターし、コードを書いて飛行経路をプログラミングし、ドローン群が空中で滑らかな立体パターンを形成するようにしなければなりません。プロジェクトの受注から設計・モデリング、プログラミングを経て実際の飛行に至るまで、最長で2ヶ月以上を要することもあります。
この新職業は、テクノロジーとリアリティーの融合を図る上で重要な役割を担いつつあります。交通運輸部職業資格センター学術委員会の張文玉副主任は、「ドローンの応用シーンは拡大を続けており、飛行ショー以外に物流、農業・植物の保護、緊急救助など200以上の分野で活躍が期待されている。特に文化観光、都市管理、地理測量などの分野で不可欠な存在となるだろう」と述べています。(提供/CRI)