2025年のドイツ・ミュンヘン国際モーターショーがこのほど開幕しました。モーターショーでは、中国のEVなど新エネルギー車のブースが注目を集めており、完成車メーカーからインテリジェント化技術、部品メーカーなどのサプライチェーン企業が、最新の電動化・インテリジェント化技術を展示しています。
ドイツの国際技術およびソフトウェアコンサルティング企業であるP3グループの自動運転技術プロジェクトディレクターを務めるインゴルシュタット工科大学のルーカス・バブリッツ氏は、「中国は車載ソフトウェア分野をリードしており、その応用の潜在力はソフトウェアの実用面に現れている。これは中国の車載ソフトウェアの性能の高さと迅速な導入サイクルによるもので、中国企業が欧州で既存のデータプラットフォームを利用できる潜在力を示している」と述べました。
今回のモーターショーの期間中、多くの欧州諸国が展示した新型車種には中国製のバッテリーとインテリジェント運転技術が搭載されており、欧州の複数の多国籍自動車メーカーと中国企業の提携は既に車種と技術を超え、サプライチェーンと生産工程にまで広がっているとのことです。
ドイツのテレビ局で自動車関連番組の司会を務めるロビン・シュミット氏は「欧州と中国にはそれぞれの強みがある。双方がそれぞれの強みを生かして手を組むことができれば、未来は誰にとっても明るく革新に満ちたものになるに違いない」との見解を示しました。(提供/CRI)