韓国のロッテ免税店は中国の二・三線都市から訪韓する観光客の比重が上昇していると発表しました。
韓国メディアによると、ロッテ免税店の広報担当者は14日、韓国政府が中国からの団体観光客に対する試験的なビザ免除制度を導入することや、中国の国慶節の大型連休が近づいていることを受け、中国の旅行会社との連携を一層強化し、訪韓団体観光客の誘致に力を入れていると説明しました。
ロッテ免税店が今年上半期に来店した団体観光客を分析した結果、青島や杭州、成都など中国の二・三線都市からの観光客の割合が増加傾向にあることが分かりました。こうした動きを受け、同社は新たな代理店の開拓や、地域ごとに特化した観光商品やマーケティングモデルの開発を進めています。
同社の幹部はこのほど広東省広州市や山東省青島市を訪れ、30社以上の旅行会社や提携先と協議を行い、そのうち2社と新たに協力協定を締結しました。同社は団体観光客の増加が売上拡大に直結すると見ており、免税品のラインナップやサービス体制を強化しています。特に化粧品や高級ブランド品の需要が高まっていることから、人気商品の在庫確保にも注力しています。
韓国政府は25年9月29日から26年6月30日までの期間、3人以上の中国人団体観光客を対象に、最長15日のビザ免除入国を試験的に実施する予定です。この政策により、中国からの観光客が一段と増えることが期待され、韓国観光業界全体への波及効果も注目されています。(提供/CRI)