香港メディアの香港01によると、近鉄の特急列車の乗務員室内で動画を撮影して物議を醸した香港人夫婦が、香港のテレビ番組に出演して当時の状況などについて語った。

夫婦は先日、娘と3人で日本を旅行した際、奈良県で電車に乗り間違えたものの、乗務員の計らいで特急列車の最後尾の乗務員室に乗せてもらい、本来止まることのない駅で臨時停車して降ろしてもらった。

しかし、夫婦が乗務員室内で撮影した動画には乗務員とみられる人物の「Photo no!(撮影禁止)」との声が収録されていたことや、動画内で夫が運転席のレバーに触れていたことなどから批判の声が殺到した。

当事者のTobyさんとSasaさんはこのほど、香港のテレビ番組「東張西望」に出演。当時の状況についてTobyさんは「動画を撮影していた際には、乗務員が同意しているかどうかは分かりませんでしたが、写真や動画の撮影を止められることはありませんでした。私たちは旅行で来ていたので、当然、撮影したいと思いました。撮影している時、乗務員は最初から最後まで『だめだ』と言うことはありませんでしたし、(動作で)撮影を制止することもありませんでした。だから、本当に困惑しています」と語った。

動画をSNSに投稿した理由については、「単純に感謝の気持ちを伝えたかったから」としつつ、こうした動画を投稿すべきでないという指摘を受けた後に削除したものの、その後、各種プラットフォームに転載されて拡散されたと説明。誹謗中傷のコメントが大量に書き込まれたとし、「精神的に大きな負担になっています。子どものことも持ち出されて、『親はどういう教育をしているんだ』などと言われます。精神的なダメージはとても大きい。毎日午前2~3時に20~30件も無言電話がかかってきます」と明かした。

一方で、乗務員室内で運転設備に触れたことについては深く反省しているといい、「すべての香港人の皆さん、そしてすべてのアジア人の皆さんに謝罪します。

私の(レバーに触れた)動作は確かに間違いでした。このことについて皆さんに深くお詫びします」と語った。

Sasaさんは「乗務員の方(が撮影を許可していたかどうか)については、現時点で判断できませんが、乗務員室に乗せていただいたことにとても感謝しています。本来楽しいはずの旅行がこんな複雑なことになるとは思っていませんでした。ですので、乗務員の方にもお詫びします」と話し、深く頭を下げた。(翻訳・編集/北田)

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