SixTONESが、16枚目となるシングル『Stargaze』を2025年9月10日にリリースする。すでに配信がスタートしている表題曲「Stargaze」は、日本テレビ系『高校生クイズ2025』応援ソングで、RADWIMPSの野田洋次郎による書き下ろし楽曲。
野田ならではの詩的な言葉選びとドラマティックなサウンドが、SixTONES6名の力強くもエモーショナルな歌声と融合した青春エールソングとなっている。本記事では、「Stargaze」という楽曲のもつ魅力について迫った。

RADWIMPSの野田洋次郎が楽曲提供とサウンドプロデュースを手掛けたSixTONESの新曲「Stargaze」。今年5月1日に結成10周年を迎え、なお疾走し続けるSixTONESだからこそ歌える楽曲になっている。

ノイズ混じりの浮遊感溢れる長いイントロ。京本大我とジェシーが多層的な感情を込めて歌う〈俺らどこまで行けば「たどり着いたぜ」 なんて言えるかね まぁ今は検討もつかねぇ〉というAメロの歌詞。ここからして、今の6人の姿が鮮明に浮かぶ。〈ただこの道突き進み続けた先にたしかに この命とも引き換えになりそうな理想がありそうな気がしてんだ〉という次のラインからは、「この6人で活動したい」と決死の訴えからSixTONESが結成された背景を思わせながらも、SixTONESが何ものにも代えがたい宝ものを手に入れるであろうこの先の未来が描かれている。

野田洋次郎は「Stargaze」に向けて、「僕なりにSixTONESというグループの歴史や、メンバー同士の関係性などを掘り下げながら、今まで歩んできた道のりやこの先の物語を想像し、曲を育てていきました」とコメントしている。加えて、かなり前から楽曲提供の話があり、自身が「今だ」と確信できるタイミングまで待っていたという。

グループ結成9周年から10周年、CDデビュー5周年から6周年にあたる2024年から2026年をSixTONESは「team SixTONESを挙げてバイブスをブチアゲる2年間」に設定している。アルバム『THE VIBES』を引っ提げての初の4大ドームツアー「VVS」ではオーディエンスが360度囲む六角形のメインステージを設置し、生バンドの演奏を取り入れるというSixTONES初の試みのもと、超パワフルでエネルギッシュなパフォーマンスを見せつけた。
「Call me」と「マスカラ」はアコースティックバージョンで披露し、6人の声の個性を際立たせた。Linkin Parkのコリン・ブリテン、マキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君、Kroi、湘南乃風らが楽曲提供をし、SixTONESにしかなし得ないであろう攻撃力満開の5枚目のアルバム『GOLD』をドロップして挑んだ初の5大ツアー「YOUNG OLD」では煌びやかなセットで度肝を抜きつつ、ド派手なパフォーマンスで目も耳も奪った。

ダウンダウン・浜田雅功発案の「ごぶごぶフェスティバル2024」、シークレットゲストとして登場したにもかかわらずオーディエンスを熱狂させた「Talking Rock!FES.2024」、年末の「COUNTDOWN JAPAN 24/25」など、複数のフェスに出演し、ファン以外も巻き込む力を強化していった。音楽面でもパフォーマンス面でも進化を遂げる一方、初の冠レギュラー番組 日本テレビ系『Golden SixTONES』も好調だ。個人でも、松村北斗が映画『夜明けのすべて』や『ファーストキス 1ST KISS』、森本慎太郎は映画「正体」で第48回 アカデミー賞でダブル受賞など俳優としての評価を確固たるものにしたことをはじめ、6人全員が多彩な活動を行い、存在感を増大させている。SixTONESに対して「次はどんな一手で刺激をくれるのだろうか?」という興味がどんどん増している今だからこそ、「Stargaze」で描かれる6人の過去と現在と未来は強い説得力を宿している。

何にもない俺だと思っていたし、何をするにも長続きしなかった。でもこの6人でのSixTONESだけは確かなものとして続いていることを伝えるBメロ。野田洋次郎節とも思えるラップ調の歌が強い意志を引き立てる。バキバキのボーカルアレンジが特徴的な次のパートでは、京本からジェシーへ、〈目にもの見せような 歴史が今夜 音を立てて変わる様を〉〈俺らは共犯者 下馬評がどうだ とかお好きにほざけ〉と繋ぎ、強い絆で結ばれた運命共同体としてのSixTONESの強さを武器に挑発する。

それまでのどこか混沌としたムードから一転、サビは一気に視界が開けるかのような展開を見せる。6人のハーモニーで、未来のことはさておき「今」の輝きに集中することが歌われ、松村北斗、森本慎太郎、髙地優吾、田中樹、京本大我、ジェシーという順で一言ずつ歌を繋ぎ、「今」をいつか多くに羨ましがられるような歴史に変えるという決意を歌う。


悲しみも苦しみも悔しさもあるけれど、ひしひしと決意を強くしていくような様が描かれる2番。振れ幅のあるアレンジが巧みだ。最後は、田中のアジテートと共に〈できない 気が しない 気がしない〉と未来への確信を何度も口にする。

「Stargaze」は今夏に放送される日本テレビ系「第45回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2025」の応援ソングでもあるからこそ、実際の勝負に向けた気合や意気込みも随所に感じられるが、この曲を聞いて、SixTONESの未来がさらに楽しみになったリスナーは多いだろう。

<リリース情報>

SixTONES「Stargaze」レビュー、野田洋次郎が描いた6人の過去と現在、未来への確信


SixTONES
「Stargaze」
配信中
https://sixtones.lnk.to/Stargaze

SixTONES
シングル『Stargaze』
2025年9月10日リリース

<初回盤A>
SECJ-126~127(CD+DVD)
価格:¥2,200-(税込)
■スリーブケース仕様

【CD収録内容】
1. Stargaze
2. Medley from「YOUNG OLD」at 東京ドーム (BORDERLESS ~ Cat Call ~ MIDAS)

【DVD収録内容】
Stargaze -Music Video-
Stargaze -Music Video Making-

憧憬のアーチ (Hokuto Matsumura) -Music Video-
にたものどうし (Yugo Kochi) -Music Video-
虹、僕 (Jesse) -Music Video-

<初回盤B>
SECJ-128~129(CD+DVD)
価格:¥2,200-(税込)
■スリーブケース仕様

【CD収録内容】
1. Stargaze
2. Medley from「YOUNG OLD」at 東京ドーム (SPICY ~ THE BALLERS ~ GONG)

【DVD収録内容】
Documentary of SixTONES Solo Project 2025ver.

Night rider (Taiga Kyomoto) -Music Video-
Life is... (Shintaro Morimoto) -Music Video-
No Cap (Juri Tanaka) -Music Video-

<通常盤>
SECJ-130(CD)
価格:¥1,320-(税込)
■初回仕様:スリーブケース仕様+20Pフォトブック

【CD収録内容】
1. Stargaze
2. BOYZ -SKA PUNK Rearrange-
3. Clarity
4. Tear Train
5. Stargaze -Instrumental-

Official HP https://www.sixtones.jp/
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