独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)は8月6日、外部講師の所属事務所からの個人情報漏えいの可能性について発表した。

 これはINPITが実施している「調査業務実施者育成研修」の講義を依頼している外部講師の所属事務所のサーバにランサムウェア攻撃があり、受講生及び講師の個人情報(氏名)が含まれる情報が漏えいした可能性が7月27日に判明したというもの。
INPITでは7月31日に報告を受けている。

 漏えいした可能性があるのは過去5回分の研修実施要領に記載の名簿で、受講生421名分の氏名、講師17名分の氏名が記載されている。

 INPITでは8月1日に、対象の受講生及び講師に連絡を行っている。

 所属事務所ではサーバを遮断し、警察、個人情報保護委員会への通報と情報セキュリティ専門会社に調査を依頼し、現在は原因究明と対策を検討中だが、原因究明には時間を要する見込み。

 INPITでは、外部講師への指導の徹底を含め、必要な対策を講じるとのこと。

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