中国のポータルサイト・新浪に23日、「世界で優れた自動車エンジンのベスト3を挙げてみたら、3つとも日本のメーカーだった」とする記事が掲載された。

 まず最初に挙げたのは、日産の高級車ブランド・インフィニティの可変圧縮ターボエンジンだ。
このエンジンのすごい点を理解するのは簡単だとした上で、走行状況によってエンジンの圧縮比を変えることができ、追い越しなどで加速したいときには圧縮比を低くして動力を高め、一定速度で走行する時には圧縮比を高くして燃費を稼ぐことができると紹介。その機構は非常に複雑であり、「まさに大いにスマート化されたエンジンなのだ」と評するとともに、このエンジンが搭載されたインフィニティQX50は非常に高い製品力を持っていると伝えた。

 2番めには、マツダが開発したガソリン用予混合圧縮着火(HCCI)エンジンのスカイアクティブXを挙げている。主にディーゼル向けに開発してきた、スパークプラグなしで燃料を自然着火させるHCCIエンジン技術をガソリンに応用した画期的な技術であり、従来のエンジンに比べて動力性能も燃焼効率も十分に高まり、燃費が大幅に改善されたと説明。マツダ3や、CX-30に搭載されているとした。

 そして、3つめに挙げたのは、トヨタの高熱効率エンジンだ。「トヨタ車の低燃費はもはや世界文明である」とした上で、自然吸気にこだわってきたトヨタが世界最高レベルの熱効率を誇るエンジンを生み出したと紹介。熱効率はガソリン車で40%、ハイブリッド車で41%に達し、熱効率が高いことでガソリンが十分に燃焼されて低燃費につながると説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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