台湾を離れ、日本で生活する人も多くいる。中には、日本に移住したいと考えている人は多いようだ。
そんな中、「日本に移住して困ったこと」と題する記事が台湾メディアの三立新聞網で掲載された。記事はこれまで「渋谷区、品川区、目黒区、港区」に住んできたという、来日10年の記者によるもの。記事は、「日本の不便な点について紹介している」というよりは「結局日本は良すぎる!」ということを紹介する記事になっている。

 記事は、まずあるSNSのつぶやきについて紹介している。それは、「日本の食事に慣れてしまうと台湾に帰ってから料理の味がしない・・・」というもの。記事は、このつぶやきを紹介しつつ「たしかに、自分も日本から台湾に帰ると、台湾の料理は全体に味が薄いと感じてしまう」と同意している

 さらに記事は別の“日本の不便な点”について取り上げている。
例えば、「日本の税金が高いと感じる」とも述べている。しかし、「税金の使われ方を見ると合理的で、年金制度などもしっかりしているため、いろいろ考えると結局はそれほど高くはない」とフォローしている。

 最後は、「日本のようにトイレと風呂が分かれている家に慣れてしまうと、台湾の住居になじめなくなる」と述べている。一般に台湾では、トイレと風呂が同じ空間に設置されていることが多く、台湾に帰ってからもそのスタイルに違和感を感じてしまう、と述べている。

 このように、記事は日本の不便なところを紹介するように見えて、結局日本での生活の便利さや良さを強調している。

 こうした記事に対し、コメント欄でも「台湾の料理は味が薄いうえに、添加物が多すぎる。
がんになる人が多い」とか、「品川とか港区は日本の都会。都会では日本の真の地元の味が分からない」などというコメントが見られた。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)