新型コロナウイルス感染症のパンデミック前は、訪日中国人が爆買いする姿をよく見かけたものだが、爆買いの対象となったのはどのような商品だったのだろうか。中国メディアの網易はこのほど、中国人が日本で爆買いする価値のあるものと価値のないものについて紹介する記事を掲載した。
記事はまず、中国人が日本で爆買いした心理について「価格の安さと、コストパフォーマンスの高さ」にあると分析した。そのうえで、中国人がコロナ後も日本で爆買いする価値のある商品を幾つか挙げた。
その1つが「医薬品」だ。日本の薬は安いとは言えないものの、その品質は非常に高く効果が明らかなので買う価値があるという。また、「化粧品」も購入すべきで、日本ブランドの化粧品は中国で買うより安く、品質も日本国内で販売されている商品の方が良いと主張した。「電子機器」も日本は安いので買った方が良いとしている。
ほかには、シンプルで耐久性のある「文房具」、「ブランド家電」、「腕時計」、「日本だけのオリジナル商品」、「菓子類」、爪切りや調理用具などの「日用品」、免税店で販売されている「中国の酒やたばこ」は、いずれもコスパが高くお買い得だと伝えた。
しかし、あえて日本では買う必要のない物もあると記事は指摘した。例えば、紙おむつや化粧コットンなど「使用頻度の高い商品」は割に合わず、「日本の伝統的な菓子」は中国人の口に合わないのでやめた方がいいとした。また、中国のネット通販で購入できるものや、デジカメ、一時期人気となった温水洗浄便座も買わない方が良いと忠告している。
中国人旅行客の購買意欲は非常に高いが、パンデミック期間中は海外旅行に行けずうずうずしていることだろう。コロナが収束したら、再び日本で爆買いが見られるようになるに違いない。