2021年2月に日本上陸を果たした中国の最高級車ブランド「紅旗」だが、12月に大阪にショールームをオープンさせた。中国の自動車情報サイト・xcarは21日、紅旗の日本進出で「気持ちが晴れ晴れとした」と伝える記事を掲載した。


 紅旗は、中国を代表する高級ブランドメーカーだ。中国人にとっては特別な車のためか、記事は「中国人にとっては手の届かない存在」、「お金があれば買えるという車ではない」と、いかに雲の上の存在であるかを強調した。

 そんな紅旗の日本進出を、中国人は誇らしく感じているようだ。ショールームがオープンした時点で、紅旗はセダンH9のガソリン車やマイルドハイブリッド車を550万円から1100万円程度で販売しており、中国国内とほぼ同じ価格水準となっている。

 今後は多目的スポーツ車(SUV)タイプの電気自動車(EV)など、多様なラインナップを予定しているとされるが、日本進出にあたり「低価格」モデルをまず投入したのは紅旗の「戦略だ」と指摘した。記事によると、一部メディアからは「高級な内装とブランド力により日本で大人気になるはずだ」と予測する報道もあったそうだ。

 記事は、紅旗が自動車王国の日本市場に進出したことは、それだけ自信があることの表れだとしており、ショールームまでオープンさせた紅旗は、中国人の自尊心を満足させているようだ。記事の中国人筆者は、「これでようやく我々の溜飲(りゅういん)が下がった」と述べており、これは多くの中国人の感想を代表していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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