中国景況感の悪化が嫌気される流れ。
業種別では、消費関連の下げが目立つ。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.7%安、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が2.4%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.3%安、醤油の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.9%安、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.8%安で引けた。
ハイテク株も安い。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が6.1%、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が3.3%、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が3.5%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.6%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が2.1%ずつ下落した。金融株、不動産株、医薬株なども売られている。
半面、エネルギー株はしっかり。中国中煤能源(601898/SH)が4.3%、中国神華能源(601088/SH)が3.3%、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%ずつ上昇した。公益株、海運株、軍事関連株、素材株の一角も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.82ポイント(0.35%)高の232.42ポイント、深センB株指数が4.41ポイント(0.41%)安の1076.58ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)