投資家心理が上向く流れ。
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)がストップ(10.0%)高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が6.6%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.3%高、ディスプレー基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が3.3%高で引けた。
通信ネットワーク株もしっかり。中国衛通(601698/SH)が3.0%、中国移動(600941/SH)が2.9%、中国電信(601728/SH)が2.4%、中国聯通(600050/SH)が2.3%ずつ上昇した。医薬株、素材株、発電株、インフラ関連株、エネルギー株、海運株なども買われている。
半面、消費関連株は総じてさえない。家具の亜振家居(603389/SH)が2.5%、スーパーの三江購物(601116/SH)が2.2%、酒造の青島ビール(600600/SH)が1.9%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.1%、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が1.0%ずつ下落した。不動産株、金融株、空運株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.37ポイント(0.52%)高の265.57ポイント、深センB株指数が0.12ポイント(0.01%)高の1069.31ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)