1927年9月29日、いわゆる中国共産党の「三湾改編」が行われた。

 同年4月に蒋介石が発動した上海クーデターにより、第一次国共合作の崩壊が決定的となり、8月1日、中国共産党は南昌蜂起を発動した。
この蜂起は失敗に終わったが、共産党が初めて独自の軍隊をもったことから、後に8月1日は「建軍記念日」に定められた。

 その後、共産党は武装蜂起による土地革命の実現をめざすことを決定し、9月、湖南・湖北・広東・江西の4省を中心に秋収蜂起(秋の収穫期における農民暴動)を決行した。

 湖南では毛沢東が秋収蜂起を指導したが、国民政府軍の反撃に遭って失敗。井崗山へ退却する途中、江西省永新県三湾村において軍隊の改組を行った(三湾改編)。

 この改組により、3連隊からなっていた工農革命軍第一軍第一師を1連隊に縮小するとともに、分隊から連隊までの各編制単位内部に共産党組織を置き、軍に対する党の絶対的指導権を確立した。(編集担当:梅本可奈子)

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