2025年7月18日、韓国・SBSニュースなどは、「釜山市内の公園でセミの幼虫を大量に採取している中国人の目撃が相次いでいる」と伝えた。
環境団体関係者によると、この公園では「午後7時ごろになると5~6人の外国人が現れ、持参した容器に捕獲した幼虫を入れていく姿が毎日のように目撃されている」という。
釜山市にはこの問題について苦情が寄せられているというが、市側は「セミは法的保護種などではないため、法的に制裁する根拠がない」としている。ただ、「生態環境を自然な形で管理するという生態公園造成・管理の趣旨上、問題がある場合は(採取禁止を呼びかける)横断幕を設置して制止する」方針だという。
中国人による食用目的のセミの幼虫の乱獲は日本でも物議を醸している。注意をしても「日本語が分からない」と逃げられるという。
中国や東南アジアの一部の地域では、セミの幼虫を油で揚げて酒のつまみや間食として食べられているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「よその国まで来て何をやってるんだ」「他に食べる物はいくらでもあるのに、なぜわざわざこんなことを。郷に入っては郷に従え。韓国式に暮らしてもらいたい」「何年もの間、土の中で地上に出られる日を待っていただろうに」「セミの天敵は中国人だったのか」「そのうちセミは絶滅するんじゃ…」「蚊とかラブバグ(韓国で大量発生している昆虫)は捕ってくれないの?」などの声が寄せられている。
一方で、「うるさいのを捕まえてくれていいじゃん」「いいんじゃない?でも幼虫を捕るために周りの環境を壊さないで」「韓国人がポンテギ(カイコのさなぎ)やイナゴを食べるのと何が違うの?目くじらを立てなくてもいいと思う」という肯定派のコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)