26日付中国新聞社電によると、海南省保亭県内のリー族ミャオ族自治県では同日、中国の伝統的行事「七夕」を祝う「七仙温泉嬉水節(水掛け祭)」が行われ、多くの人で賑わった。

 水掛け祭は、同省に住むリー族、ミャオ族らが年に1度、旧暦の七夕に行う行事だ。
両民族とも水を好み、街行く人と水を掛け合う(写真)ほか、水上バトルや水きり遊び、浮橋渡り、いかだ漕ぎなどで、水に親しむという。市街地では、消防車による放水や、天女に扮した美女のパレードもあり、旅行者にとっても、見所満載の祭りと言える。

 海南島では、日中の気温が34度を超すところもあり、まだ夏真っ盛り。街では毎年、祭りの騒ぎに乗じて水を掛け合い、互いの愛情を確認し合う若い男女も多いといい、今年も祭りが取り持つ「カップル誕生」に期待が高まる。(編集担当:金田知子)

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