浙江省寧波(ニンポー)市内のマンションの一室で9日朝、温水式の洗浄便座が爆発した。使用中ではなく、負傷者は出なかった。
便座は焼けこげ、便器本体も破壊された。トイレ室内には黒煙が充満したという。中国新聞社が報じた。

 爆発した便座は、保温や温水洗浄機能つきだった。住人の女性によると、2004年に部屋を改修した際に業者が持ち込んだもので、メーカー名は覚えていないという。

 同じ棟に住む住民の多くが爆発音を聞いた。爆発が発生した部屋の窓から、黒煙が出ていたという。便座の爆発で便器本体も2つに割れるなど大破した。水タンクも壊れて焼けこげるなどで、爆発の威力が大きかったことが分かる。消防が原因を調べているが、これまでに便器の上部からの水漏れがあったことが分かっており、漏電の可能性があるという。(編集担当:如月隼人)

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