大連市泡崖四区のセメント加工工場付近で23日午前6時51分、市民がトノサマガエル数千匹の大群を目撃した。まもなく日本青森県と岩手県でマグニチュード6.7の地震が発生していたため、カエルの大群が地震と関連するのではないかという記事がインターネット上で話題を呼んだ。
地震局の専門家らは「地震とは全く関連がない」として、平静を呼び掛けた。海力網が伝えた。

 セメント加工工場付近に住む別の市民は、ミニブログで「セメント加工工場は沢龍湖という湖に面しており、初夏には雨が降るたびカエルの大群が岸に上がる」と書き込みをした。

 市地震局は大連市では地震の発生は観測されておらず、トノサマガエルの大量発生と地震の関係は全くないと市民に説明。専門家は「トノサマガエルは両生類で湿地を好んで生息する。この2、3日の降雨でちょうど繁殖に適した環境が生まれた。
大量発生となった。セメント加工工場のトノサマガエルはみな小さく、ふ化して1週間足らずとみられ、全く正常な現象だといえる」と話している。(編集担当:鈴木朋子)

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