報道によると、同施設の大型滑り台は、全長1580メートルで、今年7月上旬に導入されたばかり。体育座りの体制で、急斜面を約5-8分かけて滑り降りる際に、最速で毎分316メートル、平均で毎分197.5メートルものスピードが出ることなどから、来場者からの人気を集めていた。
一方、事故のあった13日午後3時ごろは、雨が断続的に降っており、滑り台の摩擦が通常より弱まり、より速い速度が出やすくなっていたと見られる。このため、利用者の多くが、前を滑る人に追突し、一部は滑り台の外に飛ばされていたという。14日午前11時の時点で、4人が死亡し、24人が重軽傷だったことが分かった。
同施設は、遊具による死傷事故を受け、施設の開放を直ちに停止。無錫市政府などとともに、事故原因や、設備の管理方法、営業規則など細かく調べるほか、けが人らのサポートに当たるとの方針を示した。(編集担当:青田三知)
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