2005年4月の発売以来、新ジャンル市場で圧倒的な販売量を誇る「キリン のどごし<生>」は、夢をテーマにした「のどごし 夢のドリーム」キャンペーンを2013年1月から実施中。長州力さんが出演する第1弾CM、THE ALFEEが応募者とスペシャルバンドを結成した第2弾、さまざまな夢をかなえた第3弾に続き、今回が4回目の企画。応募した石田さんは、「プロレスラーになってリングに立ちたい」という第1弾のCMを見て、「自分だったらカンフーアクションをやりたい」と思ったことが応募のきっかけだったと言う。
応募者インタビューの中で石田さんが語った「ジャッキー・チェンさんと共演したい」、「ヒロインはしょこたん」、「ナルトを投げたい」、「派手な蹴り技をしたい」、「ワイヤーアクションでヒョイッとしたい」、「敵を屋根から落としたい」、「自分は負けちゃいたい」、「最後は師匠に決めてほしい」など、数々の夢を叶えるかたちでストーリーを構成した。そして、石田さんが専門学校時代に立ち上げたカンフークラブの出身で、現在はスタント俳優をしている後輩の遊木康剛さんを登場させたいという、たっての願いも聞き入れて、1本のムービーを作り上げた。
ジャッキー・チェンさんは、6年ぶりの日本のCMへの出演。「最初にこの企画の話を聞いたときは驚きました。普通の人が夢をかなえるこの企画にはびっくりしました。でも新しい企画で面白いと思いました」と、出演を快諾。ヒロインに指名した中川さんも大のジャッキーファンで、「16歳の誕生日の時に、ご馳走してくれたジャッキーさんに、似顔絵をプレゼントしたい」と長年の夢を抱いていたことがわかり、中川さんの夢も叶える結果になった。
撮影は、中国の「上海勝強撮視基地」で行われ、ジェッキー・チェン映画のスタッフが撮影に加わるなど、本格的な布陣。石田さんは、企画決定から、カンフークラブの後輩との練習や公演での深夜の自主練、そして、撮影前には中国にわたってカンフーの練習を行うなど、約1カ月に渡って準備をして3日間の撮影に臨んだ。
夢・実現を振り返って石田さんは、「家族は信じてくれたんですが、会社の人間はなかなか信じてくれなくて、説得に骨が折れました。最終的には、撮影のため長期間休みを取ることになったのですが、みんなが仕事を代わって応援してくれました」と周囲の理解に感謝。そして、「現場に入ったときは、大きなカメラやセットがあって、一見学者として『ああすごいな』と思って見ていました。ジャッキーさんは自分から率先して動かれて、技術指導までしてくださった。本当に神様です」と今に続く感動を語っていた。
また、思わぬことで今回、夢の実現が叶った中川さんは「ジャッキー・チェンさんと共演することが人生の目標でした。本当にびっくりしました。石田さんが自分の夢に『中川翔子とも共演したい』と書いてくれたおかげです。妄想は夢をかなえる。一つの夢がかなうと誰かの夢も叶う。未来の誰かの夢も叶う。
最後にビデオレターを通じてジャッキー・チェンさんは、自身の夢について「映画を撮っていくこと。新人を発掘すること。映画以外では、世界中の手を差し伸べてほしいと思っている人たちを助けにいくこと。最終的な目標は平和で、うまく調和のとれたハーモニーのある世界になること」と語った。(編集担当:風間浩)