中国生まれで、日本人にも親しみのある小型犬「ペキニーズ」。『北京の犬』という英語表記が犬種になっているが、中国では獅子に似ていることから「獅子犬」と呼ばれたり、「京巴」という呼ばれ方が一般的だ。


 小さくて愛らしい外見が魅力だが、性格は意外にも勇敢で負けず嫌いとのこと。そのアンマッチなところが愛嬌となり、人気をキープしているのかもしれない。

 中国のペット犬専門サイトでは、「賢くて可愛いペキニーズに、飼い主たちはメロメロ」と書かれており、やはり人気が高い様子。ペキニーズをペットにするなら「時間を十分かけて一緒に生活し、いろいろな事をしつけよう。ただのペットとは思わず、心を通わすつもりで交流してほしい」とアドバイスをした。養うという気持ちではなく、子か友だと思ってしっかりと教育し育てるようにと強調しているように見受けられる。


 続けて「決して甘やかさないように!」と訴えており、「生後6カ月内にしつけ始めるのがベスト。個性が確立した後は、しつけが難しくなる」と伝えた。成犬になってからマスターする技もあるらしく、「成長しても甘やかさない」ことが中国人がペキニーズを飼う時の鉄則になっているようだ。飼い主と愛犬という関係を誇張しながら維持するのが、仲良く付き合う秘訣らしい。

 また当サイトでは、ペキニーズに依存してはいけないとも訴えている。「ペキニーズを飼うほとんどが、ペットは1匹という家庭。
それくらいペキニーズという犬はやっかい」らしい。飼い主との心のつながりを深く求めるため、自分以外の犬やペットに関心がいくと不安を感じてしまうそうだ。

 「例えば留守にすると、泣いて暴れることが多々あるだろう。ペキニーズを飼う時は、良き友人や家族になると決意し責任を持って面倒をみなければならない。寿命は短く10数年と言われている犬種なので、心を傷付けたりしないように大切に構ってほしい。それがあなたにとっても、素晴らしい日常になる」と、飼い主になるにあたっての心構えも伝えた。


 ペキニーズを飼う時はこのサイトを参考にするなど、本国である中国の情報をチェックした方が性格や特徴、付き合い方など把握でき良いのかもしれない。上記で紹介した通り、「2匹目を考えたり、ほかの動物を飼うなどの浮気は厳禁」だと言えるだろう。

 中国でのペキニーズ販売価格を見てみると、1,000元(約17,000円)程度から購入できそうだが、身元がはっきりしているなどの優良犬は、3,000元(約51,000円)前後支払って入手するのが通常だ。由緒正しい血統書付きはやはり3,000元以上である。そして日本で購入すると、子犬ならどんなに安くても10万円以上という感覚の高級犬だ。飼う時は一生面倒を見るつもりで家族の仲間入りをさせ、愛情たっぷりにかわいがっていただきたい。
(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:123RF)


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