台湾メディア「東森新聞」は、逮捕のニュースと共に「デビュー35周年を迎えたCHAGE and ASKA(通称:チャゲアス)は、多くのドラマ主題歌を歌い、次々とヒットさせていた」と報道。唐沢寿明・和久井映見主演ドラマ『妹よ』の主題歌「めぐり逢い」、大人気ドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌「SAY YES」と挙げ、「もう20年以上前の曲だが今でも愛されている」と伝えた。
日本ドラマの主題歌だけではなく、CHAGE and ASKAの曲は台湾や香港の歌手たちにカバーされ、現地や中華圏でヒットを飛ばした曲も多い。例えば「MOON LIGHT BLUES」は金城武が「沒有愛情的晩上」というタイトルで、「男と女」は周華健(エミール・チョウ)が「讓我歡喜讓我憂」が歌い、現地でもヒットした。ASKAのソロ曲「はじまりはいつも雨」は、黎明(レオン・ライ)が「兩心知」というタイトルで歌った。
またテレビ局「TVBS」は、「ASKAの逮捕は日本の芸能界を震撼させた」とし、「かつて『SAY YES』という曲で香港・台湾・シンガポールにおいても大きな人気をつかんだ彼が、どうして50歳を過ぎて薬物中毒になるのか」と嘆いた。
そして日本の中年層の薬物問題が10数年前と比較すると2.5倍に増え社会問題になっているとし、「リストラの対象になるが子どもが成人していない。役員クラスになれるのかなど悩み多き年代だという声がある」と紹介。
ASKA容疑者に関しては「作品がCDショップから消え残念がる人々が多い。日本の宝とも言える彼の歌声を、聞けなくなるのはさびしい」と報道を締めくくり、尊い生命を薬で滅ぼしてはいけないと訴えている。
多くの人に愛され数々の楽曲が歌い継がれてきたASKAの逮捕は、台湾のファン、そしてカバー曲を歌ってきた中華圏の歌手たちをも悲しませていることだろう。
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