韓国で行われた「ミス・アジア・パシフィックワールド2014」でグランプリに輝いたミス・ミャンマーのMay Myat Noe(メイミャットノー)さんが、コンテンスト主催者側から性接待と整形手術を強要されたと明かしたことについて、中国メディアの広州日報はコメンテーターの意見として、「一連の騒動は韓国の国家イメージを損なうもの」と論じた。

 記事は、メイミャットノーさんが性接待と整形手術を強要されたと明かす一方、主催者側は「すでにメイさんのグランプリ資格を取り消している」と紹介。
メイさんと主催者に生じた確執が、事態が泥沼化していると論じた。

 続けて、コメンテーターの発言として、「数々のミスコンが乱立する現在、人びとはミスコンにさほど興味を示さなくなった」とする一方、「ミス・アジア・パシフィックワールド2014」での騒動は「韓国とミャンマー間のトラブルに発展しつつある」と伝えた。

 「ミス・アジア・パシフィックワールド」のスキャンダルについて、記事は2011年にも発生したことがあるとし、英国人女性が「主催者側から性接待を強要された」と暴露した「前科」があると伝えた。

 さらに、ミスコンを含めた韓国の芸能界に「性接待が存在することはもはや暗黙の了解ではなく、誰もが知る事実になった」とし、09年に自殺した女優のチャン・ジャヨンが遺書に「性接待を強要されていた」と綴っていたことを伝えた。

 韓国が文化産業を「輸出産業」と位置づけていることについて、記事は「韓国は韓流ブームを利用して海外市場を開拓しているが、性接待や整形をめぐるトラブルは韓国のエンターテイメント界に対する警鐘だ」と指摘。さらに、ミャンマー出身のメイさんが「性接待と整形の強要」を暴露したことで、ミャンマーにおける韓国のイメージは大きく損なわれたはずだとし、「ミャンマーで韓流ブームを起こそうとしている韓国だが、今回の事件によって韓流は寒流になるに違いない」と論じた。(編集担当:村山健二)


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